にきびと過酸化ベンゾイル化粧水 2008/11/14 (Fri)

過酸化ベンゾイルとは、アメリカでは処方箋が無くても入手できる
にきびの薬の有効成分で、にきびの治療に広く使用されています。

日本では小麦の漂白以外ではあまり使用されておらず、化粧品や医薬品としても
今のところ認められていない様子ですが、アメリカで販売されているプロアクティブの
ナイトクリームには入っているので、原料・添加物としてはOKだけど、
にきび薬の有効成分としては認可されていないだけかしれません。

にきびの原因となるバクテリアを殺す作用と乾燥・ピーリング効果があるため、
サリチル酸（ピーリング効果）やイオウ（乾燥作用）などよりも効果あり。
軽度～中程度のにきび肌に一番効果があるとされています。
実は、軽度～中程度のにきびには、医者に処方されるような薬よりも、
寧ろBPOのほうがよく効くという話もあります。

赤にきびが顔全体にボツボツくらいが軽度～中程度です。
かなり痛みを伴う化膿したにきびが沢山できるような重度のにきび肌の人は、
多分医者に行かないとコントロールできないと思われます。

BPO含有の洗顔料なども多く出回っているけど、やっぱり一番効果的なのは
洗顔後に付けるジェルタイの化粧水です。
濃度は10%が最高ですが、それは化粧品会社が「一番効果がある」と勘違いする
一般庶民の傾向につけ入っているだけで、実際は10%だと強過ぎます。
顔がガサガサになってしまいます。
にきびに対する効果は同等で、且つ副作用が少ない濃度2.5%がベストでしょう。